セックス
「結局あんたもセックスするんじゃないか。前は、そんなことよりも性格が好きで付き合ったとか言っていたくせに。」
親はまだセックスを受け入れてはいないのだ。私を産んだくせに。
私はまだセックスが嫌いな親に受け入れられたいのだ。私を否定するくせに。
好きな人とすることはこんなに否定されるべきなのか。
いいじゃないかセックス。
他の人と交わることを汚らわしいと考える親の思考はどうにもできないから、せめて私が親離れするしかないみたいだ。
この親から認められる、受け入れてもらえる日が来ることはないと諦めてしまおう。
一人っ子でお家を継ぐ云々あるけど、もう出ていってしまおう。
あれほど愛した息子がその愛で離れることになるなんて、親の人生はなんだったんだろうと思うと、少し苦しくなる私です。